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中絶手術後の仕事や学校は?栄養、食事には十分注意しよう!



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仕事や学校は休もう


手術後は、仮病でもなんでも、3日間は安静に寝ていることです。無理して学校や仕事にでかけたら、子宮の回復が遅れてしまうし、何より体力を消耗して、イッパツでバイキンに負けてしまいます。もし子宮が感染症を起こすと、3日どころじゃすまないし、万一後遺症がでれば、将来、大きな悔いを残すことになりかねません。今は何より、あなたの体を守ることだけを考えてください。好きな音楽でも聴いて、できるだけ気持ちもリラックスさせてあげましょう。

中絶手術後の栄養


貧血になりやすい時です。鉄分をしっかりとりましょう。レバー、ヒジキ、ゴマ、シジミ。こんな時好き嫌い言うんじゃないの。体力を回復するために、上質のタンパク質も大切。卵、肉、魚(アジ、イワシ、サンマ、サバなどの背の青いタイプ)、牛乳、ヨーグルト、豆腐。気力を取り戻すためにも、からだは資本です。ばくばく食べてください。あと、ベンピを防ぐために、食物繊維もお忘れなく。反対に刺激の強い、辛いものは出血を長引かせることがあるので、極力避けて。お酒、タバコは当然大×。やけ酒なんて、飲んじゃだめだヨ。

検診日は必ず守る


医師に指定された検診日は必ず守り、子宮の回復をチェックしてもらいます。自分では調子がよくても、どんなトラブルがあるか分かりません。決して甘く見てはダメ。

中絶手術後の注意事項


順調ならば5日ほどで出血がおさまるはずです。もしも、
・出血がダラダラ長引く。
・イヤな臭いがする。
・おりものがおかしい。
・おなかが痛む。
・熱がでる。
などの症状があれば、一刻を争って病院へ行ってください。
子宮の回復が悪いため、細菌感染を起こしている可能性があります。

基礎体温で健康管理


月経は、手術した妊娠週数にもよりますが、普通30~40日で再来します。でも、ホルモンのバランスは乱れがち。きちんと排卵があるのか、自分本来のサイクルに戻ったのか、必ず基礎体温を計って、体調をチェックしてください。二相性にならない、月経がなかなか来ない、不順になった、月経痛がひどくなった、不正出血がある、おりものがへん、なんて時は体温表を持って、手術を受けた病院へ行きましょう。あなたと一緒にガンバッテくれた、あなたのからだです。今回は、子宮にも卵巣にもムリをお願いしたんだもの。しっかりいたわって、これから健康管理してあげるのが、あなたの務めです。

中絶手術後のセックス


たとえ回復が順調でも、月経が再来するまでは、セックスは絶対ぜったい絶対お休みしてください。2週間といわれるケースもありますが、それは出産経験のあるオトナの女性のこと。無茶をすれば、出血したり、細菌感染したり、大きなトラブルがおこります。それに、月経があるってことは、その前に排卵があるってこと。万が一にも、また妊娠!なんてことにでもなれば、今度は本当に取り返しがつきません。何より、月経が戻っても、あなたの気持ちの整理がきちんとできてからにしなくては。パートナーとも、よくよく話し合ってください。

避妊を見直して


なぜ避妊に失敗してしまったのか、原因をしっかり究明し、かつ反省してください。避妊法の選び方に間違いはなかったか、正しく実行できていたか、男のコまかせにしていなかったか(避妊してなかった、避妊してと言えなかった、としたら論外の外だゾ)。今までの方法に問題が大きいとしたら、迷わずもっとも確実なピルを選んで欲しいと思います。副作用が気になるとしても、将来、もっとセックスにゆとりをもって対処できるようになった時点で、他の避妊法に変えることは可能です。今は、望まない妊娠を繰り返さないことを、最優先しなくては。

中絶手術後のメンタル


また、デリケートな女のコの中には、妊娠に対する恐怖心から、セックスや男のコに嫌悪感しか持てなくなる場合があります。心のしこりが続くのは、女性として不幸なこと。ピルはそんなメンタルな意味でも、支えになってくれます。コンドームを使うなら、殺精子剤を必ず併用し、細心の注意をはらうこと。ペッサリーは、サイズの再チェックをし、レッスンももう一度しておきましょう。いずれにしても、手術後の検診時に医師に、ピルも含めて、避妊について相談してください。避妊の指導も、産婦人科の診療の一つです。

中絶にたいする過度の罪悪感や不安が強いストレスとなって、精神的な後遺症が出てくる場合があります。症状はうつ状態、強い不安感や無気力感、不眠、めまい、頭痛……といろいろ。もしつらかったら、遠慮なんかしない。まず事情を知ってくれている、手術を受けた病院の先生に相談しましょう。医師はいろいろな女性をケースをみているんだから、きっといいアドバイスがありますし、必要なら精神科医やカウンセラーも紹介してくれます。一人で耐えられなくても、恥ずかしいことではありません。そのために、専門家がいるんだから。

まとめ


立ち直るには、きっとまだまだ時間が必要。だけど、あなたは今の立場で、精一杯の結論を出したんだし、生きていく上で、どうしても逃げるワケにはいかなかったんだもの。もう、後悔したり、自分を責めたりしないでください。それに、妊娠する性を持つ女性にとって、「産む」ことも「産まない」ことも、重みはイコール。どちらを選択して生きていくかは、まったく個人の、一人一人の人生の問題なんです。

どちらがエライわけでも、イケナイわけでもない。決して罪悪なんかじゃない。大事なのは、自分で責任を果たすこと。そして、二度と失敗を繰り返さないこと。この数週間、自分のことはもちろん、パートナー、両親、生活、将来、世の中まで……。たくさんのことを学んだはずです。その経験をバネに、前を向いて、強く賢く生きていきましょうよ。

いかがでしたか? ここのような流れで中絶手術は行われていくのです。
辛く、悲しい気持ちはあるけれど、中絶手術を選んだのはあなたなのです。
明日の自分へ向かって頑張ってくださいね!

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