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妊娠中の肌荒れのケアは?妊婦さん必見のスキンケア



妊娠中だからこそ清潔に


妊娠によりホルモンの変化が起こると、代謝が盛んになって膣内の分泌物(おりもの)は増加して、かゆみなどのトラブルも起こりがち。抵抗力も落ちているので、弱酸性の膣の中や外性器の周辺を不潔にしていると膣炎になりやすくなります。症状によっては流産や早産を引き起こしたり、産道からの感染で赤ちゃんが皮膚炎、結膜炎や肺炎にかかる危険性が高くなります。もちろん清潔は大事でも、女性のデリケートな部分を洗うとき、石けんでは刺激が強い場合も。お湯だけでは落ちにくい汚れもあるので、弱酸性の洗浄料でやさしく洗いましょう。また、膣の中はあまり洗うと自浄作用が弱くなるので、かえってマイナスです。

汗は洗い流すのが基本


汗をかいてふやけた状態の皮膚も別の意味でバリア機能が壊れています。いろいろな水溶性物質の侵入を許してしまったり、皮膚の弱酸性が中和されてしまうので、殺菌能力が弱まってしまいます。また、時間がたって分解された汗は皮膚トラブルの原因になることもあります。しかし、汗の99%は水でその他が、脂肪酸や老廃物のアンモニアなどですから、洗浄力の強い石けんを使って洗う必要はなく、弱酸性の皮膚にやさしい洗浄料で洗い流すとよいでしょう。

ゴシゴシ洗いは禁物です


おそらく多くの人が、からだをタオルやスポンジでゴシゴシ洗っていないでしょうか?そうしないとからだの垢が全部落ちていないような気がするものです。しかし、このゴシゴシ洗いが角質層のバリア機能を激しく壊しているのです。角質層が正常な状態に戻るのに2週間から4週間もかかります。正しい洗い方は、洗浄剤を軽く泡立てて手のひらにとり、肌をなでるように洗います。泡がホコリや雑菌を吸着し、濃い洗浄剤が直接肌につくことを防ぎます。また、角質層の古い細胞は入浴時に自然と剥がれ落ちていくものです。

シャンプーのポイント


妊娠中は、ホルモンの影響やおなかの赤ちゃんが栄養を吸収するために、髪の質や頭皮が変化します。これは、産後月経が始まる頃までの一時的なものなのですが、女性としては髪の美しさも気になりますよね。洗いすぎは、乾燥し、パサつきや枝毛、フケやかゆみの原因になります。頭皮もバリア機能を維持するために、水分保持に欠かせない皮脂を残しながら汚れをしっかり落としてくれる弱酸性のシャンプーを選びましょう。身体を洗うのはシャンプーのあとに。シャンプーがお肌に残っていると刺激になることがあるので、よく洗い流してくださいね。

皮膚のカサカサかゆみの原因


冬に気温が下がってくると、体温を維持するために皮膚の血管が縮み、血流量が減ります。すると角質細胞に栄養が運ばれにくくなり、皮脂の分泌が減少し、水分が蒸発していきます。また、水分を保持するの細胞間脂質も少なくなっているので、さらに乾燥が進み角質層のバリア機能が低下していきます。新陳代謝も低下し、新しい細胞もなかなか再生されず、ますます皮膚のバリア機能が低下してしまうのです。そんな皮膚は、外界の刺激から肌を守れず、かゆみや炎症を起こしやすくなるのです。夏にかゆみを感じにくいのは、汗や皮脂の分泌が高まるとともに湿気で肌が潤い、バリア機能が保てているからといわれています。最近では、アトピーのかゆみもこのバリア機能の低下が関与していると考えられています

大人のニキビの予防法


にきびのケアは清潔が基本ですが、思春期のころと違って皮脂だけでなく、疲れ、ストレス、乾燥、睡眠不足や、妊娠によるホルモンのバランスのくずれによっても起こります。角質層の新陳代謝が低下して皮膚が硬くなり、毛穴がふさがってできます。強すぎる洗浄剤で過剰に洗うと、ますます肌は乾燥し、外の刺激を受けやすくなってしまいます。肌を清潔にし、肌のモイスチュアバランスを整えることが大切です。

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