妊娠
近年、溶けるような猛暑が続き、子供たちにとって水遊びは絶好の遊びです。暑さ対策になる上、水に触れると視覚、聴覚、触覚にも良い刺激をもたらしてくれるようです。では、水遊びは生後いつからできるのでしょうか。注意点も合わせてご紹介しましょう。
水遊びは生後いつからOK?
赤ちゃんの水遊びは、基本「お座りが安定してから」ということを目安に考えましょう。
個人差もありますが、だいたい7か月ごろからが楽しみやすいでしょう。
お座りもしっかりできて、座ったまま自分からおもちゃを取れるようになったころが良いかと思います。
しかし、首がしっかり座った3か月くらいであれば、手足に水をかけるくらいであれば水遊びとして遊ばせても良いでしょう。
ここで気を付けなければならないことは、絶対に目を離してはいけないということです!
1秒でもダメです。
一瞬のうちにバランスを崩して溺れてしまうこともありますので、しっかり注意を払ってみてあげましょう。
数センチの深さでも、たとえ水たまりでも赤ちゃんは溺れてしまうことを覚えておいてください。
水遊びを行う前の準備とは?
・水温は28~30度程度にしましょう
・ビニールプールは日陰に置きましょう
・飲食後の30分以内は避けましょう
・紫外線対策をしっかりしましょう
・水分補給をしっかりしましょう
■水温は28~30度程度にしましょう
水が冷たいと体が冷え切ってしまい、風邪を引いたり、お腹を壊したりしてしまう恐れがあるため、しっかりと水温を高めにして入れてあげましょう。
ビニールプールの場合は、午前中に準備して水を張っておいてあげれば、1〜2時間くらいで適温になります。
しっかり水温をみてから、子供たちを入れてあげましょう。
■ビニールプールは日陰に置きましょう
ビニールプールで遊んでいる間、日向で遊んでいると熱中症になりやすいため、直射日光は避けましょう。
ガレージの屋根のあるところや、木陰、あるいは日陰がない場合はパラソルなどで日陰を作ってあげてください。
最近の直射日光は本当に危険なので、日の照り方の様子も見ながら遊びましょう。
■飲食後30分以内は避けましょう
食べてからすぐに運動をすると、大人でも気持ち悪くなったりしますよね。
それと同様に、子供でも食べたばっかりの状態で遊ばせると嘔吐の原因にもなりますので、せめて飲食した後の30分は休憩させましょう。
■紫外線対策をしっかりしましょう
近年は非常に紫外線が強いため紫外線対策も万全にしましょう。
ひと昔前までは、子供は日に焼けて当然という時代でしたが、今の時代はそのようなことは言えない時代となっています。
地球温暖化に伴い、年々最高気温が上昇しており、気温だけでなく人体に影響を及ぼしかねないほどの紫外線の強さになっているのです。
子供の皮膚はまだまだ薄くデリケートなため、日焼けした後に痛がったり、熱がこもり熱を出す場合もあります。
そのようなことにならないように、日焼け止めを塗り、ラッシュガードやTシャツなどを着せてあげましょう。そして、帽子も欠かさずに着用しましょう。
今は、UVカット仕様のものがたくさん売っていますので、紫外線対策グッズも揃えておくことをお勧めします。
■水分補給をしっかりしましょう
水遊び前、遊んでいる間、遊び終わった後もしっかり小まめに水分補給をしましょう。
喉が渇いてから飲んでも遅いので、乾く前に水分を摂るように心がけましょう。
子供は喉が渇いてからしか水を欲しがりませんので、パパとママが率先して水を飲むように促してあげてください。
また、スポーツドリンクなどは砂糖が沢山入りすぎているため、熱中症対策にはならないと筆者の行きつけの小児科の先生がおしゃっていました。
麦茶や水を小まめに摂ることが一番の熱中症対策になるようです。
水遊びにおいての注意点
・長時間遊ばせすぎない
・部屋のエアコンは切っておく
・遊んだ後はしっかり休息をとる
・体調をよく見ておく
●長時間遊ばせすぎない
大抵の赤ちゃん、子供は水遊びが大好きでなかなか出てきてくれないことが多いでしょう。その要望を聞いて2〜3時間連続で遊ばせる…なんでいうことはやめましょう。
水の中で遊ぶのは体力が非常に消耗しやすいです。そのため、小さい赤ちゃんであれば30分~1時間、少し大きいお子さんであれば1時間~1時間半などとしっかり時間を決めて、遊ぶことをやめさせてあげましょう。
●部屋のエアコンは切っておく
どれほど暑い日でも水遊びをすれば体温は少し下がります。
エアコンで部屋をガンガンに冷やしていると、水遊びから上がってきた濡れた体を冷やして風邪をひいてしまう恐れもあるので、一度エアコンは切っておきましょう。
●遊んだ後はしっかり休息をとる
先ほども言いましたが、水の中で遊ぶと非常に体力が消耗しますので、水遊びが終わったらしっかりお昼寝をさせてあげましょう。
一番理想的なスケジュールで行くと、
≪午前中に水遊び→お昼ご飯→お昼寝≫
この流れで行くと、子供の体力も考慮できますし、パパとママもご飯後少しゆっくりできますね(笑)
お子さん自身、疲れたという感覚がなく遊び続けてしまう子やお昼寝をなかなかしない子がいるかと思いますが、それが続くと疲れがたまり体調を崩す原因ともなります。
パパとママがしっかりとお子さんの体調を考慮し、寝かしつけてあげましょう。それでも寝ない場合は、横になるだけでも違いますので、心掛けてあげてください。
●体調をよく見ておく
水遊びの最中でも、寒い様子はないか、唇の色は正常か、鳥肌は立っていないかなど、よく観察してあげましょう。
まだまだ喋れない赤ちゃんは自分から訴えることはできませんので、パパとママが細かいところまでしっかり観察をしましょう。
そして水遊びが終わった後も様子に変わりがないかなど、注意深く見ていましょう。
お風呂での水遊びもオススメ
上記では、ビニールプールでの水遊びをイメージしてご紹介しましたが、ビニールプールがないお家やベランダが狭くてプールが出せないお家の場合は、お風呂場で水遊びをしてはいかがでしょうか。
お風呂場での水遊びのメリットって、意外と多いのです。
・暑さや紫外線を防げる
・後片付けが楽
・外からの目が気にならない
お風呂の浴槽に数センチ水をため、おもちゃを浮かべて遊ばせてあげましょう。
また、赤ちゃんの場合、浴槽は深くて危ないということであれば、洗面器や沐浴で使ったベビーバスなどを使っても十分遊べます。
また、なんといっても片付けがラクチン!
ビニールプールは空気を入れて、水を入れて、遊び終わったら水を抜いて、洗って、乾かして…などと片付けが面倒な一面もあります。
それがなく、終わったらシャワーを浴びて上がればOKです。
また、プールの場合は外の目もあるので水着を着用しなければなりませんが、お風呂の場合は裸でも全く問題はありませんよね。
紫外線も気にしなくてよいので、小さい赤ちゃんの間はお風呂場で遊ばせてあげるのも良いかもしれません。
水遊びにオススメなおもちゃとは
おもちゃと言っても、お風呂場のおもちゃでも十分ですが、じょうろや空気を入れてプカプカ浮くおもちゃなども面白くてオススメです。
水遊び用グッズは沢山売っていますので、たくさん取り入れてみましょう。
おもちゃ選びには、浮くものを選びましょう。沈んでしまうおもちゃは、赤ちゃんが取ろうとして溺れてしまう原因にもなってしまうため、なるべく控えましょう。
水遊び専用おむつを使いましょう
プールをする際には、やはり衛生面を考えなければなりません。
1人で入る分にはあまり気にしないかもしれませんが、お友達数名と入る場合にはマナーを守らなくてはなりませんよね。
おむつが外れていない赤ちゃんはいつ何時おしっこ、うんちをするかわかりません。
今は、かわいい柄付きの水遊び専用おむつが売っていますので、是非活用しましょう。
女の子の場合は、そのおむつにビキニやTシャツを合わせてあげてもかわいいです。
お家での水遊びになれたら、海やプール施設デビュー!
しっかりとお座りができるようになり、お家での水遊びにもなれてきたら、次は海やプール施設デビューです。
海や屋外プール施設では、自宅のようにすぐに涼むことや温まることができません。
日除け用のパラソルやテント、ラッシュガード、冷却シートや保冷剤、多めのタオルや上着などを用意して、暑さと冷えの対策を行いましょう。
子供が小さいうちは、あまりにも暑い日や、プールに入るには気温が低い日は避けたほうが良いでしょう。
目を離さないことは絶対ですが、念のために腕に装着するタイプの浮き具を用意しておくと安心です。このタイプであれば浮き輪はまだ早い年齢であっても装着でき、何より浮き輪よりも安全です。
子供が喜ぶ可愛らしいものもたくさんありますが、安全面を優先して選ぶことをお勧めします。
続いて、海とプール施設それぞれの楽しみ方と注意点をご紹介します。
<海>
波には十分気をつけて、波打ち際で遊んだり、抱っこして海へ入ったり、砂浜でお砂遊びをしたり…お家プールとはひと味もふた味も違った楽しみ方ができ、自然を感じることができるでしょう。お砂遊び用グッズもたくさん用意すると楽しいですね。
ただし、海水や砂浜には細菌やウィルスも存在しています。海に入った後は、キレイなお水で洗い流してあげてくださいね。
特にお顔には海水や砂がかからないように注意してあげましょう。
また、砂浜は熱かったり、貝殻やゴミなどが落ちていたりします。まだしっかりと歩けない赤ちゃんであっても、足を怪我しないように靴を履かせてあげたほうが良いかもしれません。
<プール施設>
プール施設の場合、水遊び用オムツの着用で利用できる施設と、オムツが外れていないと利用できない施設があります。
市営施設などでは利用できないケースが多いようですが、レジャー施設のプールは利用できるところが多いようです。せっかく遊びに行ったのに入れなかった、なんてことにならないように、事前に確認しておきましょう。
オムツ外れ前から利用できる施設であっても、衛生面や周囲への配慮を考えると、オムツ外れ後の利用の方が安心かもしません。
赤ちゃんが利用できるプール施設であれば、ベビー専用の浅いプールが用意されているところも多いです。少し大きくなれば、小さい滑り台などにも挑戦して楽しむことができるでしょう。
プール施設は滑りやすいところが多いです。
子供だけでなく、保護者自身も十分に足元に注意してくださいね。
まとめ
暑すぎる夏、日中に外で遊ぶことにも危険を覚える毎日ですよね。
そんな中、子供たちは元気いっぱいで、どうにかこうにかして遊ばせてあげたいパパとママの気持ちはとても分かります…。
そういう日は、是非!水遊びデビューをしてみてはいかがでしょうか。
水遊びで楽しませてあげられたら、いつもとはまた違う表情が見られることでしょう。
シャッターチャンスが盛りだくさんです。
一緒に遊ぶ際には、ママとパパもしっかり紫外線対策、熱中症対策を忘れずにしてください。そして、濡れても乾きやすい服、また動きやすい服で赤ちゃんと一緒に遊びましょう。
この夏、水遊びデビューをして夏の思い出を作ってみてはいかがですか。
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