逆襲シリーズ

とある妊婦の逆襲シリーズ〜お節介な先輩ママS〜

とある妊婦の逆襲シリーズ〜お節介な先輩ママS〜

妊娠というのは、本当にいろんなことが変化する。自分の身体や心境の変化もそうだけど、周囲から見た自分の印象とか、付き合い方とか、付き合う人とかも変わる。いいこともあるけど、残念ながらイライラしてしまう原因となることも。とある先輩ママSなんて…

挨拶程度の関係だった先輩ママS


結婚してすぐから住んでいる今のマンション。家族が増えることを想定して、ファミリータイプのマンションに住むことに。大きすぎず小さすぎない中規模程度のマンションを選んだ。本当はもっと小規模マンションに住みたかったんだけど、管理費がバカ高くて諦めたんだよね。

そりゃまぁ、赤の他人と一つの建物の中に家を構えるわけで、気のあわなさそうな人とか、関わりたくないなーと失礼ながら一方的に思っちゃう人もいる。それでもまぁ特にこれといったご近所トラブルもなくここまでやってこれていた。

そんなある日、とあるご近所さんママSとエレベーター内で一緒になった。Sとはこれまでも会ったら挨拶を交わす程度で、特に話をしたことはない。小学生と中学生の子どもさんがいる、年の割にこぎれいにしている専業主婦だ。
パッと見た感じで嫌な感じもしないし、特に警戒はしていなかったんだけど、この日はとあるものを発見されたことをきっかけに、初めて声をかけられた。

「ま〜〜〜!○○さん(←私)!ご懐妊なの〜〜〜!やだーおめでとう!!それならそうと早く言ってくれたらよかったのに〜!」
(いや、なんであんたに報告しないといけないのよ)と心の中で毒づきつつも、ご近所さんとしての関係性を保つために「そうなんです。ありがとうございます〜。」と笑顔で対応。
そう。彼女は私の妊婦マークに気がついたのだ。

古くからの知り合いか?始まる先輩ママSのお節介


エレベーターで挨拶をした時は、それだけで別れたのだけど、後日先輩ママSのお節介が始まった。
ちょっとだけヒールのある靴を履いていたら、「そんなヒールのある靴なんて履いたらダメよ〜」だの、スーパーの袋を提げて帰ってきたら「そんな重たいもの持ったらダメよ〜」だの…。いやまぁわかるけどさ、そんなに高いヒールでもないし、買い物だって行くしかないじゃん。

極め付けはノンカフェインドリンク攻撃。一度近所のカフェでコーヒーを頼んでいるところを目撃されてからというもの、「妊娠中にカフェインは絶対ダメ!」の一点張り。目撃された日は、デカフェに注文し直しよ?信じられない。
そして後日ノンカフェインのドリンクを色々届けてきた。「お礼なんて気にしないで〜」とか言ってるけど、なんもしないわけにいかないでしょうが。

ちゃんと節制してるってこっちだって。あーめんどくさい。

妊婦の逆襲〜産婦人科で看護師をしている友人も一緒にランチ会


実は私には、産婦人科で長年看護師をしている友人がいて、彼女の方がちょっと早くに妊娠した。そんな彼女が産休に入ったのでランチをすることに。
そこであることを思いつく…

同じマンションであんまり深い付き合いをしている人はいないんだけど、一人若い妊婦さんNがいて、妊娠を気に仲良くなった。そしたら彼女も先輩ママSの被害者だったの。
そこで、看護師の友人と私がランチするところに、そのNと先輩ママSを誘った。「先輩ママとしていつもアドバイスもらっているお礼です」とか言って。

当日、先輩ママSのめんどくさい妊婦論子育て論が炸裂しつつも、看護師の友人の確かなアドバイスもあり、そこそこ穏やかに時間が過ぎた。そして最後のドリンクを注文するタイミングで
「ホットコーヒーで。」と言ったのは産婦人科の看護師の友人。(←事前の打ち合わせ通り)
「ダメよ!カフェインなんて!」と先輩ママS。
「1日1杯くらいなら全然問題ないですよ〜。我慢してストレスためる方が良くないですって!それにSさん、さっき妊娠中チョコレートが無性に食べたくなって大量に食べてたって、言ってたじゃないですか。」と看護師の友人。
「え?」と先輩ママS。
「だって、チョコレートにもカフェインって結構含まれてますよね?」と看護師の友人の最後の一撃が。

産婦人科の看護師”である友人のおかげで、その日は私もNも揃ってコーヒーを注文。美味しくいただきました。
もちろん、その後カフェインレスドリンクの配給はなくなったしね〜。

 

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不妊治療デビュー

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